2010年11月26日

渋谷でAfricArt Designの展示会(12月)

12月に現代アフリカアートの展示が渋谷で行われます。木曜アートクラスの講師、ANWAR SADAT(アノワール・サダット)の作品もみられます。併設される映画やカフェもめあてにぜひお立ちよりください。ちなみに、インビテーションカードに使われているのは、アノワールの作品です。

  • 会期: 2010年12月1日(水)から12月13日(月)まで
    (営業時間 12:00-22:00)
  • 会場: UPLINK GALLERY
    (東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F ※ 地図
  • 入場: 無料
  • 企画: AfricArt Design

2010年11月17日

12/1(水) SITC ウガンダ一年の取り組み



2009年11月18日に最初のチャリティイベントを開催してから、おかげさまで1年が経過します。これまでに大小含め8回のイベントに参加をいただき、1,199,893円の寄付と物資をSITC-UGANDAへ送ることができました。また、2010年4月と9月の2回、現地を訪問いたしました。

1) 運営状況、特に財政面での透明性を高めていくこと、2) ひとりひとりのこどもに焦点をあて家族や自分が生きる力を養うために学ぶことは何か?、新たな一年は、大きく2つの課題を解決しながら継続的な取り組みができればと、願っています。

そこで、これまでに行ってきたことをご報告して、新たな一年に向け具体的に実現していきたいことをご一緒にお話ししたいと考えました。とはいえ、あまり肩肘を張らず、参加者全員が気軽に話し合う時間にできればと思います。ぜひご参加ください。

  1. 日時: 2010年12月1日(水) 午後8時から11時
  2. 場所: 渋谷Cue702(キューナナマルニ)
    東京都渋谷区渋谷1-17-1 TOC第2ビル 7F 702号室 ※地図
  3. 会費: 2,500円(軽食・ドリンクを含みます)
  4. 申込: こちらのフォームからご連絡ください。

2010年11月8日

アメリカの非営利法人の設立とメリット

SITCウガンダの発起人の一人、あらいです。

おかげさまで日本からの支援開始から1年が経過します。ありがとうございます。
新しい1年を計画するにあたり、幅広い参加や協力を得るために、現状の任意団体から法人化したらどうなるか、検討しています。

そこで、複数の友人や知人から指摘を受けていたアメリカの個人寄付を取り巻く環境と非営利法人の設立について調べてみました。ぼくらと同じようにご興味があれば、ご参考になさってください。

アメリカで日頃からチャリティやボランティアに参加する習慣があるのは、こどものころから教えられている宗教的なの価値観もあると思われます。一方で、個人の寄付が確定申告で控除を受けられることも大きな要因です。国連フォーラムで、コペルニク(Kopernik)代表の中村俊裕さんが行った提言では、アメリカの寄付市場の大きさとインターネットを使ったオンラインマーケットプレイスやプラットフォームの充実が指摘されています。

 実際、マクロで見ても例えばアメリカの寄付市場は年間3000億ドル近くと非常に大きく、その内に国際問題分野に流れる寄付は、その4%の100億ドル以上となっている(下グラフ参照)[28]。これは、日本のODAが94億ドル(2008年度)[29]ということを考えても、非常に大きな金額だということが分かる。寄付文化の根付きにくいと言われる日本でも、寄付文化を拡大するための取り組みが多く始まり[30]、大きな可能性を秘めている。

(引用ここまで)


アメリカの内国歳入庁のWebサイトによると、日本の特定非営利法人(NPO)に該当する団体は、"501(c)(3) Organizations"と呼ばれています。JETROのWebサイトでは、この501(c)(3)団体の設立は、法人設立後に内国歳入庁へ非課税の手続きを行うとあります。


501(c)(3)団体の設立の具体的な手続きについて、知人に問い合わせました。設立には、アメリカの社会保険番号を持つ理事の就任が必要で、内国歳入庁の手続き自体は1ヶ月程度で申請が完了するとのことです。ただ、現在は501(c)(3)団体の申請数が増えており、設立する州によっては手続きが開始されるまで数ヶ月、待たされることもあります。費用は、弁護士への支払も含めて数十万円程度。

日本で特定非営利法人を設立するためにかかる時間や設立後に認定NPOとなるための要件、認定NPOに対する非課税の適用範囲を比べると、理事と費用の課題を解決して、アメリカで501(c)(3)団体を運営するメリットを感じました。

また、アフリカへの教育支援という目的から考えると。独自にアメリカで法人を設立するほか、キヴァ(Kiva)グローバル・ギビング(GlobalGiving)のような既存の501(c)(3)団体が提供する資金集めのプラットフォームを採用する選択肢も、日本だけではなく参加者の対象を広げるために有効な選択肢ではないかと、思われます。

2010年11月6日

ゴミを使った調理器具 - Biomass Stove


薪を使った調理のデメリットは、1) 煙を吸いこんで気管支や目の病気になる、2) 熱効率が良くないので調理に時間や燃料の費用がかかる、3) 木材伐採の自然環境への負荷があります。4月にウガンダを訪問したときに、給食の調理を手伝わせてもらいましたが、煙で目が痛く涙が出ました。現地では、都市ガスやプロパンはないので、学校給食でも保護者の家庭でも、薪や七輪の炭を使った調理が一般的です。

このような課題を解決できるヤシがらや木くずなどのゴミを使うインドネシア製のBiomass Stoveがあることを知り、SITC-UGANDAや保護者の家庭でも採用できないのか考えています。


現地の関係者や知人へヒアリングしたところ、給食では大量の調理をする火力が確保できるかが大きな課題の一つと言うことが分かりました。日本で実際に試験的に使ってみる機会がないものかと考えていたところに、世界を変えるバーベキューというイベントの案内をいただきました。




秋晴れの週末、対岸では羽田空港の離着陸が目の前の城南島公園のキャンプ場で、Cook Stoveの実演を見学しました。使われていたのは、薪の燃えた火力を直接利用するタイプのストーブで、写真の右に見える鍋から左の煙突に熱が抜けることで、加熱と保温の調理ができます。

参加していた方々で、東ティモールの現地調査を行っている人やメーカーに勤めるエンジニアとお話しできましたが、100人を超える給食の調理には現状の給食室に設置されているかまどと薪が適しているようです。また、家庭でよく使われている炭での調理の場合も七輪を使った場合と、ストーブに交換したとき効率性を比較する必要を感じました。

YouTubeの動画にあるBiomass Stoveは、今回の一次燃焼を利用するCook Stoveとは異なり、内部が高温になることで発生するガスの二次燃焼を利用するようです。保護者家庭での利用には、燃焼試験を行ってみた上で、燃料となるゴミの確保を検討することが課題です。

以上、SITCウガンダの発起人の一人、あらいでした。

2010年11月4日

AfricArt Designのアートクラス開催

  

芸術と出会う機会が、こどもたちの将来の夢や学ぶ意欲のきっかけになれば。 

AfricArt Design代表の黒木皇さんが9月からウガンダではじめた取り組みに、SITC-UGANDAの生徒が参加しています。現地で活動する芸術家による木曜アートクラスは、9月30日の第1回から、10月7日、10月14日、10月28日、11月4日で5回を迎えました。授業では、ANWAR SADAT(アノワール・サダット)JJUUKO HOODS(ジューコ・ホッズ)をはじめアフリカやヨーロッパで注目を集めるウガンダ人アーティストが講師として、こどもたちに絵画を教えています。       



(左上)10月7日(左下)10月14日
右上)10月28日(右下)11月4日

現地から届くメールには、テーマを決めた作品の制作や配色を学ぶ内容など、工夫をこらした授業の様子が写真から伝わってきます。最新の授業では、自分のサインを入れた作品を手にする姿が見られます。

この木曜アートクラスは、アーティストたちの無償ボランティアで運営されており、スケッチブックや色鉛筆も彼らの好意で提供されています。現在、授業で使う画材の費用の寄付を募集中です。ぜひ、日本からもアートクラスへご参加ください。送金方法など詳しくは、こちらをご覧ください。
 
Facebookにアートクラスのファンページ(英語)ができました。SITC-UGANDA(日本語)のファンページとあわせて、「いいね!」登録をお待ちしています。