2010年2月21日
第2回 ウガンダを学ぶ会
2/11(祝)に小雪の降る池袋で、小さな集まりを開催しました。8人の参加者で、昨年末から1ヶ月間、東アフリカを旅した米川佐和子さんから、12/30(水)にSITC(Saph Integrated Training Centre)を訪問した際のこと、ケニヤやルワンダ、ウガンダ北部のグルにある元少年兵リハビリテーション施設のことなどを質問を交えながら、お聞きしました。
※ 写真をクリックすると米川さんの撮影した写真がスライドショーで表示されます。
冬休みの時期と重なり、SITCの生徒の子どもたちはコミュニティに帰省して不在でしたが、代表のベルナルドから米川さんがお聞きしたのは、こんな話でした。
SITCでは、(1) 教育、(2) 給食、(3) 医療の3つを子どもたちに提供することを目的に1989年に設立された孤児院です。
カンパラ郊外に2カ所の施設があり、2009年12月時点で3歳から15歳までを中心に約250人の生徒が在籍しています。生徒の約7割はHIV/AIDSで親を亡くした孤児、約2割は貧しい家庭の出身、残りは障害を持っていて、教育の機会を得られなかった子どもたちです。
※ 写真は事務所に掲示されている生徒名簿です。
1クラス30人に生徒が分かれ、英語や算数、化学の他、MDD(Music Dance Drama)やクワイア(choir)と呼ばれるアフリカの伝統音楽を組み合わせた合唱の授業など8科目を学んでいます。
授業は、11人の教師によって構成されています。 ※ 写真はカリキュラムの内容
これまでは、子どもたち一人ひとりへの寄付によるチャイルドスポンサーシップで、運営資金がまかなわれていましたが、アメリカを中心に世界的な不況の影響で、このような支援で学んでいる生徒は現在、半分以下に減少しています。また、2000年から行われていた国連食糧計画(WFP)による支援も、2008年を最後にウガンダでの支援計画の変更により、打ち切りとなりました。
今回の訪問で、米川さんがベルナルドから預かってきた生徒全てのプロフィールが書かれたチャイルドスポンサーシップの資料をこちらにご紹介します。
Sponsor-a-child-in-Uganda.pdf
※ 容量23MBの比較的大きなサイズのPDFファイルです。
最後に米川さんが現地を訪問した際に撮影された映像をお預かりしたので、こちらからご覧ください。動くベルナルド(?)や教室、事務所の様子の他、ファイルにまとめられた子どもたちの履歴書などが収められています。(映像の中にいる子どもは近所の住民でSITCの生徒ではありません)
資金面、運営面、今後の支援方法など、日本にいる私たちができる限界や課題が多いことを改めて認識させられますが、今できることから、明るく楽しみながら続けていきたいという想いを新たにしました。この場を借りて、米川さん、ありがとうございますっ!
ちなみに、米川さんはこれまでに、東アフリカの同年代の若者をインタビューして、その映像を発表されるなど、非常に興味深く面白い活動をされています。一部は映像がネットに公開されいるので、もし、その活動や東アフリカにご興味を持たれたら、こちらからご覧ください。
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2 件のコメント:
2008年に突然打ち切られては、困りますね。
なんとかチャイルドスポンサーシップが復活すると良いのですが。。
なお、Sponsor-a-child-in-Uganda.pdf
がリンク切れでしたので、お知らせします。
失礼しました。ご指摘いただき、ありがとうございます。リンク先を修正いたしましたので、ご確認ください。
http://sitcuganda.jp/files/Sponsor-a-child-in-Uganda.pdf
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